演劇、やってみたい！

 

演技未経験の方ならば↑こう思った時にどうするでしょうか。

初心者向け演劇ワークショップや、演技レッスンをググってみる（笑）かもしれませんね。

はたまた、周りの演劇やってる人（劇団員など）に訊いてみるかもしれません。

 

あなたはどんな演技が好き？やりたい？

演劇に挑戦してみたいあなたはまず、このように自信に問いかけてみてください。

理由は後ほどお話ししますが、「演劇やってみたい！」「演技始めたい！」と思った理由があったのではないでしょうか？

どんな些細なことでもいいのです。

・好きなテレビドラマに出ている俳優への憧れ

・観劇が好き

・昔、学芸会で演劇舞台をやったのが楽しかった

などなど。

演劇を始める理由は人それぞれ。始める年齢もそれぞれ。

 

始め方も人それぞれ。

それで良いのです。

 

「演劇を始めたいけどどこでどうやって始めればいいのか皆目見当もつかない！」

 

劇団に所属してみるも良し。

演技スクールに入会してみるも良し。

友人と有志で自主稽古！？してみるも良し。

 

正直、場所はどこでも大丈夫です。

演技スクールでも劇団でも。

演劇の世界へようこそ！！

 

ただ、演技講師という立場の人間から、始める前にここだけ気にしてみてほしい（何か違う・・・と後悔しないように）ポイントがあります。

演技には大きく2つに分けてタイプがある

自分が演劇をやってみたいと思った理由や、憧れの俳優がする演技（つまり、自分の好きな演技）は今からお話しするタイプのどちらに当てはまるでしょうか。

せっかく趣味で演劇を始めるなら、おもしろい～！と心底思えた方がいいですよね♪

好きこそものの上手なれ。

やってみたい演技タイプに合った場所で始めることをおすすめします。

 

演技のタイプ：【説明型】と【体験型】

説明型の演技とは、

特徴として「わかりやすさ」が挙げられます。

台本の中身をまさに観客に【説明】していく手法で、「このセリフを言われたらこのように感情が動く」「振り付けをする」「表情をつける」など、

観客席に比較的しっかり物語を提示します。

 

体験型の演技とは、

役をその場で【体験】する手法で、物語中の空間を感じて空気を感じて結果湧き出た内的衝動によって行動を起こす、

役として生きることを言います。

 

どちらも大切

そのわかりやすさ故、説明型に偏ってしまいがちな日本演劇界（2016年現在）ではありますが、

じゃあ体験型が「正しい」のかと言うとそうでもありません。

どちらも大切です。

体験型「だけ」では俳優の仕事は終わりません。きちんと観客に提示することは忘れてはいけない。

【体験型】は観客の感動を呼び起こす演技です。
そして【説明型】「だけ」だと、見せ方の技術的な側面が強いため「うまいね～」と感心されてしまって、それだけ、という状態に陥りがち。

 

繰り返しになりますが、どちらも大切です！！

 

その上で、自分が好きなバランス（説明型と体験型の配合、とでも言いましょうか）を取っている「場所」や演技講師を探してみると

最高の『演劇のスタート』を切ることができます。

劇団や演技スクールの理念を調べてみるといいですよ！

 

 

ぜひ、最高に素晴らしく喜びある演劇を体験してください♪

 

 

 

 

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ちなみに、

【体験型】は精神力を使うのでその分キツさが伴います。昨日できていたことが今日全然できない・・・ということもあったり。

が、その分心底おもしろさを感じられる方法です。

ハッキリ言ってしまうと、演技のおもしろさはこの【体験】にこそあります。不思議なもので・・・キツいのに喜びがあるのです。

 

【説明型】は嘘っぽさ（ポーズ）との戦いになります。そして、説明型は技術的側面の強さから上手さの定規で測られる辛さがあります。

が、一定の技術は表現者に必須なものなので身体に染み込ませておくときっと役に立ちますよ。

技術で取り繕う手法はおすすめしませんが、うまく使えば武器になります。

 

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