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演技の上達方法 レッスンや稽古場でやること

この記事は、『一人でできる演劇の練習方法』 の続きです。前の記事内容からチャレンジしてみてくださいね!

 

稽古場やレッスンでの「セッション」でやるべきこと

「一人でできる演劇の練習」と「セッション」は、やるべきことも心持ちもすべてが全然違います。

「一人でできる演劇の練習」は自分の内省作業。

まっさらな自分と向き合って、本と向き合って、自分の人生観や価値観・感情や弱さを意識して内面の世界を創造していくのです。

 

では、「セッション」はどうなのでしょうか。

 

「セッション」の場に出たら『相手』と向き合うことに集中する

一度セッションの場に出たら、あなたは「役」としてそこに生きることに全力を尽くしましょう。

生きることは行動の連続です。

感情表現をしようとすることを、やめてください。

この登場人物は今悲しい気持ちなんだ!とおいおい涙を流して大号泣しているだけの俳優の演技は、

つまらないし

なんのドラマもないし

不愉快です。(爆)

やっている人自身はもうそりゃあ気持ちがいいでしょうが見ているほうは苦しいだけ。

「演技がうまくいった」と自分で言う俳優は、残念ながら

非常につまらない、感情の当てつけのような演技をした可能性が高いです。

 

セッションは、『相手から受け取り、相手との関係性の中や目的から生まれる相手への働きかけ』を実地で実践できる唯一の場所である。

実社会での会話や行動をイメージしてください。

 

上司がいつも笑顔であなたに接してくれて頼まれた仕事を提出すると「ありがとう」と言ってくれる。

いつも良くしてくれる信頼関係ある上司からの頼まれごとならば、あなたは同じく笑顔で「はい。がんばります」と言えるかもしれません。

 

では、

上司がいつもブスッと不機嫌で頼まれた仕事を提出しても「・・・・」お礼のひと言が無い。

普段から不満ある上司からの頼まれごとだったら、あなたは内心「めんどくさいなぁ」と思ってしまうかもしれません。

でも上司だから、不快な気持ちを我慢してできるだけ普通に「はい。がんばります」と言うかもしれませんね。

 

演技はリアクションでしかない

「はい。がんばります。」

まったく同じテキストでも、相手との関係性や相手があなたをどう扱うかで反応が変わらなければ不自然です。

 

『心構えなく舞台に立つことはできない。演劇の心得』

こちらの記事で少し触れていますが、ひとりで作業してきたものを優先するあまり

こうする、ああ言うと『決めて』セッションの場に行くことはやめてください。

 

【心得】演技プランもセリフも、舞台袖に「捨てて」入っていくことを心得よ。

ひとり練習は、役の「芯」を生み出すために必要です。

その「芯」さえあれば、すべてのセリフや演技プランを捨ててしまっても見事な演技ができるはずです。

セリフが抜けることもなければ、感情が湧き起こらないこともない。

 

セリフは自然と自分の口から出てくるし、

相手の働きかけによって感情が起こり、

演技プランになかったような「やりたいこと」が出てくることもあります。

 

またそれが素晴らしくドラマチックだったりするのが演劇のおもしろさ。

 

俳優は、舞台の上で素敵な衣装を身につけてスポットライトを浴びて大歓声を受ける『光の面』が目立ちますが

一生懸命、日々自分と向き合って本と共に生活をして感覚を研ぎ澄まして感度の良い心身をもって全力で自分の中に役を生み出し、

稽古やレッスンで何度もそぎ落として、確認して、

表面をガリガリ削り落として、最終的に残ったもの・・・そう、磨き抜かれた、ピカッと光り輝く【魂】を舞台の上に持っていく地味で地道な仕事です。

純度の高い【魂】をお客様の前に持っていくために、人間性を磨くことが重要なんですね。

(人間としての品位が低いと、濁った【魂】しか出てこないのです。)

 

そして最後は、

そこまで散々努力したものをシーンの直前に全部捨てる勇気

うまくいかせたいとか褒められたいとかおごりとかの雑念が少しでもあると失敗します。

努力してきたことを後から言葉でアピールすることは許されません。

真摯な芸事に雑念やアピールは不要だからです。

 

さぁ、シーンの直前に全部捨てて、役として生きてください。

これができたら、あなたはセミプロ級。

 

 

書いてあることに感心してくださることはとっても嬉しいのですが、

実行しなければ未来は変わりません。

次の稽古から実行しなければ、おそらく一生やらないでしょう。

次の稽古に向けて、今日からひとり作業を始めるのです。

 

まずはやってみてください。

感心して言葉で「がんばります」と言う人は多いです。本当に多いです。

でも、次から変化した人は100人の中の1人しかいません。

 

ここに書いている方法は、『やれば結果が出る』方法だけなんです。

 

結果だけ見て「あの人はすごい」と言ってしまう人は、

その人の影の努力を知らないだけ。

すごい人は絶対にやることやってますよ。

 

あなたは、どうなりたい?

 

 

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