芸術の社会的役割「なくても生きていける」!?
芸術の「社会の中での役割」ってなに?
なんだか堅苦しい題目ですが、
ふと思ったことありませんか?
わたしは、あります(笑)
生きるためには食べる必要があるから、
食品を作る仕事や外食業は必要。もっと言うと(衛生面から)食器作る会社も必要。
家を建てる仕事も、
人間が生きていく上で暑さ寒さをしのぐために必要。
着るものだって。
でも、「芸術」って何の役に立つんだろう?
必要ではない気が・・・。
たしかに!!!!!!!!!!(゚д゚)!
って言っちゃ~お終いなので(笑)、
芸術がなぜこの世の中に存在し続けているのかという理由をご紹介します。
芸術は、『感動』を生み出す役割を担っている。
人間は、絶えず何かしらの欲求を持って生きています。
まず、生きたい。死にたくない。
おなかがすいたら、食べたい。
喉が渇いたから、飲みたい。
眠い。寝たい。
(種の保存欲求が本来の欲の根源ではありますが)SEXしたい。性的関係を持ちたい。
暖かい部屋に行きたい。(または、クーラーがかかった部屋に行きたい。)
優れた人間だと言われたい。
おしゃれをして、キレイって言われたい。(自分を見て「イケてる」って思いたい。)
大きな家に引っ越したい。
疲れたから休みたい。のんびりしたい。
癒されたい。だから犬を飼いたい。温泉に行きたい。
自分を高めたい。
スキルアップしたい。
・・・・・・・
などなど。
人間の欲求それぞれの大小はあれど、
たくさんあって終わりがありません。
演技レッスンでは
台本の読み解きや役作りの時に「目的」を考えましょう。とお話しするのですが
「目的」を考える理由はまさにコレです。
わたしたち人間がする行動のすべては、欲求が元になっているんですね。
たとえば
究極の欲求「生きたい」は、
それが無くなったらその人間は死にます。
感情の生き物:人間
であるわたしたちは、こんな欲を持っています。
笑いたい
泣きたい
感情を出したい
感動したい
芸術は、非合理的な分野であると言えます。
演劇舞台芸術などは非合理の極みとも言えるくらい
作るのも鑑賞するのも手間がかかります。
ストーリーを2時間3時間かけて鑑賞するわけですから。
ストーリーを知りたいだけなら、同じ知識を得たいだけなら、
「登場人物AとBがいて、このふたりはお互いに想い合っていて~・・・」と要約を聞くだけで十分なはずです。
でも、そうじゃない。
劇場からの帰り道に目に見えるおみやげは無いのです。
それでも人は劇場に行きます。
お店で生活必需品を購入したら、
帰り道は「それ」を「持って」帰りますよね。
そして、「それ」を「使う」と目に見える変化がある。
そのような目に見える変化は無いのです。
すべての芸術はたしかに
無くても生きていける
のです。
ただし、
考えていただきたい。
もしもこの世から音楽が消えて、美術が消えて、演劇が消えて、すべての芸術(アート)が消えていったら・・・
着る服のデザイン性は失われていくかもしれません。
お気に入りの音楽で元気をもらうことも無くなります。
物語の主人公と心重ねて、
フィクションの世界でドキドキハラハラすることだって無くなります。
芸術は、感情の生き物であるわたしたち人間が
もっとも人間らしく生きられるように
人生に、世の中に、色彩を加える役割
を担っているのです。
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当コラム書き手は、東京都池袋で演技スクール経営をしている
ENTRY ACT代表大江千雪です。
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