働く大人がストレス耐性を高めるということ
”あ~あ、明日も仕事か。嫌だなぁ。”
なんて思いながら日々を過ごしていませんか?
今回はそんな憂鬱な感情を持ちながらもなんとか毎日を乗り越えている方に向けて
お話ししていきます。
明日に、未来に、ワクワク感や希望を持てず毎日を過ごしていると、
また、その状態が「普通」になって「あれ?おかしいな?」がなくなってしまうと
だんだん
心が死んでいってしまいます。
筆者はこの状態を「心の未病状態」であると考えております。
日々の小さなストレスを”感じられる”状態であればまだ良いのですが、
ストレスフルな状態に慣れてしまうと
だんだんと”感じなくなる”のです。
今、この文章をお読みのあなたはいかがですか?
自分の気持ちに鈍感になっている感じがする・・・
という方は
ぜひ、この記事を今日から、明日から、お役立てください。
筆者は演劇と心理学を専門分野としているひとりです、
そんな筆者がおススメする
ストレス耐性を高める方法をご紹介していきます。
もちろん
職場におけるストレスの元(=ストレッサー)は様々ですので
ストレッサーによって対処の方法は異なります。
(多くは人間関係、仕事の質や量のいずれかに該当)
〇●ストレス耐性を高める方法のご紹介●〇
それはずばり、
ストレスを感じている状態である自分を認めること。
ストレスに打ち勝つ方法は様々ですが、
まずはここから!
ストレスを感じている対象(コト・ヒト・モノ)に対しての
自分の傷ついた本音があるのに
「大したことじゃない」「弱い自分がダメなんだ」と自分に言い聞かせたり
ストレスの対象を避けたり(これは根本的な解決から遠ざかります)ことは
SOS信号とも言える心の叫びを否定することなのです。
心の叫びが感じられるのであれば、まずは受け入れてあげましょう。
自分の感情を否定することは自己否定と同じです。
感情はエネルギーなので、
たとえあなたが「大したことではない」と押し殺し閉じ込め打ち消そうとしても
身体の中で溜まっていきます。
あなたに気がついてほしくて
目に見える心身の不調に陥ることもしばしば。(不眠、その他の身体の病気、うつなど)
演劇では自他尊重の精神である「Yes,and(イエス・アンド)」を意識的に実践します。
感情は発散・解放されれば昇華されて消えていきます。
そのためにはまず感情を認めること。
認めること・受け入れること=「Yes,and」
です。
これは他者とのコミュニケーションにおいても非常に重要な要素であり、
例えば会議や討論の場を有意義な時間にするためにも役立つ考え方なのです。
ストレス耐性の低い方・ストレスの蓄積をしやすい方は
ストレッサーから対処療法的に逃げてしまったり
自分が感じている怒りや悲しみを否定してしまったり
「No」を出すクセがつきがちです。
クセとは大抵無意識的なものなので、
意識的に「Yes,and」を出すようにしてみるのがスタート。
そして、「Yes」がクセづけばこっちのもの。
毎日大小問わずストレスにさらされている、働く大人である私たち。
ストレスの元に負けない自分作りは
自己受容の心ひとつで今から可能です。
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