スピーチ・プレゼンテーションの場など「人前に出るのが苦手」な方へ
スピーチ・プレゼンテーションの場など人前に出る機会は
ありますか?
ビジネスシーンやプライベートにおいて人前で話す機会があるけれど、
あまり得意ではない・・・・
いやむしろ、苦手だ!!
という方のお役に立てればと思い、
当記事を書き進めていきます。
筆者は演劇の教室を経営しておりますが、
自身も舞台に出演したり
ワークショップのファシリテーターや演技レッスンの講師を務めたり
人前に出る仕事をしてきたひとりです。
ワークショップでは累積2000名弱の参加者さまを直接担当してきました。
※2017年10月時点
演劇というものに出会ってから現在まで、
特に仕事で演劇に携わるようになってからは毎日のように
参加者さま数名~観客のお客さま数百名の方の前で『表現』をしてきました。
今でこそ
人前に出ることが好き
人前に出ることはおもしろい
と心底思いますが
演劇に出会う前の筆者は
声を出すことがこわい・恥ずかしい
目立ちたくない
できるだけ人と関わらないようにしたい
↑このような状態でしたので、
幼い頃は学校の国語の時間にやる「教科書のまる読み」が大嫌いでした。(笑)
今でも人前に出ることが得意かと言われたら疑問です。
もちろん
好きですし、おもしろいと思っています。
人前に出て自分の想い・信念や興味関心事を話し、表現し、それをみなさんと共有できる感動体験は「人前に出た」からこそ得られる感覚ですし
その興奮や感動はなかなか忘れません。
でも、「人前に出る」仕事を自身で選択している筆者であっても
人前に出ることは別段得意と思っておりません。
時々ご質問を頂きます。
「ちゆ先生は人前に出る時に緊張しないんですか?」と。
(ちゆ=筆者の生徒さんから呼ばれている愛称)
人前に出ることがこわい・苦手な方は
「人前に出ること」=緊張する=不快
なんです。
過去の失敗体験や、未知のものへの恐怖(それを回避したい本能)による不快感です。
だから、
人前に出る=「緊張」する(失敗したらいやだな・笑われるかな)=不快
こういった思考回路になって
緊張はしないほうがいい
人前に出ることは不快なこと
と思い込んでしまいます。(無意識レベルで起こります)
「ちゆ先生は緊張しないんですか?」のご質問に対し
筆者は「毎回緊張しますよ。」と答えます。
数多く経験してきたので多少慣れはありますが、それでも緊張します。
ですが、人前に出ることを仕事にしている人間はこう捉えます。
~~~~~~~~~~~~~~~~
よし、今日もちゃんと緊張しているから大丈夫だ!
調子は良さそうだからあとは丁寧に、やれるだけのことをやるだけ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~
人前に出ることやそれによって緊張することは不快なことではありません。
そもそも、何のために人前に出るのでしょうか?
多くの場合、「伝えたいことがある」からではないでしょうか。
人前に出る機会とは、
あなたが世の中に自分の想いやアイデアを発信できる最高のチャンス
です。
今はインターネットで発信することもできますから、
人前に出てフェイス トゥ フェイス(対面)で時間と空間を共有して生で伝えられる機会は
本当に貴重で尊いものなのです。
(会場から笑いや涙、拍手や歓声が返ってくるのも生の醍醐味と言えます)
だからあなたは不快の感情に負けることなく
「伝えたいことを伝える」目的意識を明確に持ち
挑戦していってください。
そこで共有、体験できる喜びや感動の大きさを考えたら
その前の緊張なんて大したことではありません。
そもそも緊張するということは、
あなた全身が細胞レベルで能力を発揮しようとがんばっている何よりの証拠。
「あぁ、今自分、がんばってる!」と褒めてあげてください。
緊張は味方につけるんです。
緊張を解こうとして無理しないようにご注意!
少しでもお役に立てれば幸いです。
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