「自己肯定感を高めること」と「演劇」~演劇で得られるもの
「自己肯定感を高めること」と「演劇」
自己肯定感については当コラムでも数回触れてきました。
【過去記事へのリンク】↓
☆「生きづらい人」「傷つきやすい人」~自己肯定感が低い人へのメッセージ
自己肯定感を高める方法は、
毎日取り入れることができますしひとりで行えることがたくさんあります!ヽ(^o^)丿
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世界の中でも特に自己肯定感が低い国民:日本人にはぜひ取り入れていただきたい。
演劇をやって自己肯定感を高められる理由
●演技では、「他人にどう思われるか」より「自分がどうしたいか」を優先することを求められるから
大人は特に、人からの評価を気にします。(気にせざるを得ないのです)
人間は社会性の生き物なので、人から高評価を得たいと思うのは自然なことです。
出る杭は打たれるので、程よく目立たないようにしたいし・・・
それと同時に
スゴいね!と褒められたいし・・・
これが人間なのです。
ただ、他人からの評価(=他己評価と言います)がどんなに良くても
自己肯定感は「自分がありのままの自分に対して出せるOK」にかかっていますので
自己肯定感の低い大人がどんなに他人から褒められても
自己肯定感を高めることは難しいのです。
むしろ、他己評価を重視してしまうと
条件付きの愛しか受け取れずに
余計自己肯定感を低くしてしまう可能性すらあります。
自己肯定感とは「無条件のOK」のことなので、非常に危険です。
例)
・自分の意見が言えない
・褒められないと気が済まない・批判されると感情的になってしまう
・相手を見下し、マウンティングしないと気が済まない
・SNS等で体調不良を訴えて「大丈夫?」と言われたい
ところで、
演技の中では「自分がどうしたいか」を優先する、と書くと
ただの自己中心的な思考じゃないか!”(-“”-)”
と思われてしまうかもしれませんね。
まぁ、そうかもしれません。(笑)
いいじゃないですか、演技の中でワガママ!
大いにワガママしちゃってください!
社会性を持った大人は、演技の中でしかワガママ(=我がまま=あるがまま)を許されませんし。
演技指導中に、「ワガママになっていいんだよ」と伝えることがあります。
大半の方は、自身の心の声に鈍感です。
「これが欲しい!
でも・・・そう思っちゃいけない」
「今とても辛い!
でも・・・そう思っちゃいけない」
無意識的に自身の気持ちを抑え込んでしまいがちです。
無意識的に処理されるので、
「自分のしたいことを自由にしていい」と突然言われても
そもそも自分のしたいことがわからないから困ってしまう人が多いのです。
演技の場所でワガママを許してもらえる理由はひとつ。
演劇は、所詮作り物だからです。
日常生活は毎日が本番です。
演劇は全部、人生のリハーサルです。
演劇の中で友人と大喧嘩をしてしまっても、所詮作り物の世界の中でのことなので
日常生活に何の影響も及ぼしません。
日常生活の中で友人と大喧嘩をしてしまったら、
もしも相手を傷つけてしまったら、
それは「無かったこと」にはなりません。
本音をぶつけて嫌われたって、大切な友人との大喧嘩だって、演技の中なら痛くも痒くもない!!ヽ(^o^)丿
本音が言えなかったり、自己肯定感の低さから、
人間関係で苦労している方が多いです。
・・・・・
演劇は所詮作り物の世界であり、人生のリハーサルだからこそ
社会的に良いとか悪いとかを気にせず「自分にOK」を出してあげられます。
自分にOKを出す感覚に慣れてくると、
「なぁんだ、もっとラクに生きていいんだな!」と思えるはずです♬
以上、
「自己肯定感を高めること」と「演劇」についてでした(∩´∀`)∩
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