自分軸と他人軸『自分の人生だ!自分で舵取りをしないでどうする!』
演劇のトレーニングは「生きる練習」と言われることもあり、
その意義のひとつとして【自分軸が身につく】ことが挙げられます。
今回は、
そもそも【自分軸】って何だろうか?についてお話ししてまいります。
演劇にご興味がなくてもご自身の人生にご興味のある方は、
ぜひ3~4分ほどお時間いただき今日からの毎日にお役立てくださいませ。
まず、【自分軸】っていったい何なのか?について
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【自分軸】とは、
一言でいうと自分の価値観や意思決定・判断基準を持つことです。
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「自分はこれが好き/これが好きではない」
「自分はこうしたい/したくない」
という、自分の本音・信念が【自分軸】です。
この記事をお読みの方の中には
『いやぁ、別に、自分の信念なんかいらない』
『なんだか堅苦しい話だなぁ』
『そんなのなくても毎日十分楽しいよ!』
とお思いの方もいらっしゃるかと思います。
その通りです。
【自分軸】は、無くても生きていけます。
人生に「絶対必要なもの」ではありません。
ですが、
それでも筆者は【自分軸】を持つことをおすすめしている立場のひとりです。
なぜかと言うと
【自分軸】を持たないということは
【他人軸】で生きていくことを意味するからです。
【自分軸】がないことによるデメリットは
その時その時で周りの人の意見に流され、自身の大切な人生の舵取りができず、
結果、振り回されてしまうことです。
自分の意見がある・ないに関わらず、
人は毎日「選択」を迫られます。
就職や進学、結婚、引越しなどの大きめの「選択」もありますし
今日何を食べるか、誰と会うか、湯船に浸かるのかシャワーで済ますのか、という些細な「選択」もあります。
そう考えてみると、人生は選択の連続です。
人の行動の97%は無意識で行われているというデータもありますが、
意識的にも無意識的にも人は「何らかの判断基準をもって選択と行動をしている」のですね。
日々行う選択の結果が、人生の岐路で重ねてきた選択の結果が、今の自分です。
それがいいとかわるいとかではなく、そういう結果、なのです。
なので、「今の生活に、自分に、じゅうぶん満足している!」という方は今の軸のままで良いかと思います。
ただ、そうではない(「もっと、自分の満足する生活にしたい」「今のままの毎日から何かを変えたい」)方は
【自分軸】を今一度じっくりと考えるタイミングがきているのかもしれません。
生活の満足度が低い時の原因として考えられるのが、
「(本当はこうしたかったけど)周りの意見に合わせて”やらない”という選択をしてしまった」
「(自分の本意ではなかったけど)致し方なく意に沿わない選択をしてしまった」
など、自分の信念や意思を曲げたり我慢したりして選択をしてしまったこと、です。
これは、【他人軸】の選択です。
自分の意思より周りの意見を優先しています。
自分の意思を優先したとしても満足いく結果は得られなかったかもしれません。
((たら、れば、の話なので))
ただ、ハッキリと申し上げられることとしまして
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「本当はああしたかったのに」という未完了の感情が
自分の中で消化不良の状態で居続けることが何よりも良くありません。
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やらなかった(=自分の本意ではない選択をしてしまった)後悔は、時が経つほど増大していきます。
そして、自分の意思でもって何かをして結果それが失敗した場合の後悔は、時間と共に癒えていきます。
※「他者の意見を取り入れる」のと【他人軸】は全く異なります。
【自分軸】で生活していきましょう!とは、
言うは易く行うは難し、かもしれません。
社会的責任もあるし、
いい大人が今さら・・・と思われるかもしれません。
ただ、
自分の意思で生きるのも自由
しがらみにとらわれるのも自由
です。
人は誰しもが「自分の人生」を生きています。
自由に選択する権利を持っていて、その権利は誰にも奪われません。
(奪われている感覚に陥ったとしても、それはそんな気がしているだけです)
大切な、自分の人生です。
自分の人生の舵取り、自分でしていきませんか?
【自分軸】は、演劇のトレーニングでもかなり重要なキーワードになってきます。
なぜ演劇で【自分軸】?と気になった方は次の記事もぜひ併せてお読みください。