行動と思考をコントロールして感情をコントロールする
筆者は頻繁に感情コントロールのお話をします。
担当させていただく演劇ワークショップや演技レッスンで感情コントロールについて触れる機会が多いのですが、
実は感情コントロールにはコツがあります。
(レッスンを体験してくださった方には日頃よくお伝えしている内容をコラムでもご紹介してみます)
感情を”直接”コントロールすることは不可能です。
不可能ですし、
自分の感情とは実は
あなた自身が無意識レベルで感じていることがほとんどです。
例えば怒りの感情に隠れて
悲しさや寂しさといった別の感情があることもあります。
顕在化している感情の奥に、認識すること自体が難しくなっている感情が隠されているので
無理やり「そうじゃない」と捻じ曲げたり抑圧したりするのではなく、
まずは認知してあげるのが大事なんです。
感情は内なる欲求だったりもするので、
ワガママなものなんです。
ワガママな性質を持っている感情と上手にお付き合いをしましょう。
感情と上手にお付き合いをする方法=感情コントロールの方法は
行動と思考をコントロールすることです。
筆者が演技の師に教えていただいた言葉で、
「感情は結果だよ」
という言葉があります。
感情は結果なので、それ自体をコントロールすることができません。
ただ、
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原因となる思考と行動をコントロールすることで
間接的に感情をコントロールすることができるのです。
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感情を無理やり思い通りに動かそうとして、
うまくいかない!と悩んでしまっていませんか?
演技で悲しい気持ちを”つくろう”としていませんか?
楽しい気持ちになれない時にそんなことない・・・と自らを苦しめていませんか?
不毛な感情との戦いはせず、
感情と上手にお付き合いしてくださいね!