
「挑戦する人」演劇メルマガバックナンバー
挑戦する人というテーマでお届けいたします。
役を演じる時に、どうしたって”私”が乗ります。
相手に話しかけるときに
相手の目を見るのか
それとも目をそらしているのか
歩くときに
内股気味なのか
ガニ股なのか
綺麗にまっすぐ歩くのか
何かを思案するときに
どうせ無理・・と諦めモードに入ってしまうのか
やってみよう!うまくいったらラッキーだ!とポジティブに考えられるのか
無意識レベルの”いつもの私”が舞台に乗るんです。
だから、俳優修行は日常から始まっているんですね。
レッスンの時だけ、舞台の上でだけ、
普段無意識レベルで行っているような動作や思考を
コントロールできるかと言うと、
答えはNOだから。
舞台で素敵に見える人って、
舞台を降りても素敵です。
人間という生き物は
元来ネガティブです。
それは命を繋ぐために必要なもので、
マイナスなことではありません。
だから、無理してでもポジティブシンキングをしましょうね!と言いたいわけではなく・・・・
あなた自身が、どうなりたいか
が何より大事なんです。
挑戦しない=失敗のリスクゼロ→その代わり、成功もない
を望むのか
挑戦する=失敗のリスクを享受する→成功の可能性がある
を望むのか
どちらがいいとかわるいとかって話ではなく、
あなたが決めることです。
ただ、演劇という手段をあなたは持っています。
舞台にはあなたの日常がどうしても乗りますが、
実は逆も然り。
演劇という非日常で挑戦したこと体験したことは、
あなたの人生に乗るんです。
非日常が日常に影響を与えるんです。
演劇が人生に活かせる、と断言できる理由のひとつです。
ドラマの中で失敗しても、
あなたは痛くも痒くもない。
リスクゼロで挑戦できる場所、それが演劇なんです。
ポジティブシンキングをしよう!なんて考えは必要ありません。
演劇の中で積んだ成功体験が、
あなたの自信になって日常に還元され、
もっと大きな勇気となって、
人格そのものを変えていく可能性があります。
思考は行動となり、行動は習慣となり、習慣が人格をつくります。
そして人格が変われば、生き方そのものが変わります。
演劇は登場人物の生き様を魅せてなんぼ!
やったりましょう!!