演劇ワークショップは大人の本気の遊び場
演劇ワークショップはダメを出される場所ではなく、誰もが楽しめる場所です。
「ワークショップでダメを出されまくって完全に自信を喪失してしまった。」
それは、演劇アレルギーかもしれません!
過去に、このような方がワークショップに参加してくださいました。
ーーー「あなたには演劇は向かないよ」と言われてから、演劇に興味はあるけれど一歩を踏み出すことが怖かったんです。
演劇の向き不向きは、ほぼありません。
そもそも演劇に向いてる人ってどんな人なのでしょうか。
人前に出ても堂々とできる人?
明るい人?
筆者はこう考えます。
そして、こう伝えます。
個性は優劣ではなくて、違いなんですよ、と。
演劇ワークショップでいわゆる「ダメ出し」をしない理由です。
自己表現を自由にできる演劇の場所では、いわば参加者のみなさんはまるはだかのありのままの自分をさらけ出している状態。
その参加者さんに「あなたはダメだ」「劣っている」と
演技講師(ワークショップにおけるファシリテーター)が伝えるって、一体何が目的なのか‥‥と筆者は不思議に思ってしまいます。
おそらくそのファシリテーターは参加者の方をコントロールしたい潜在的欲求から声をかけているのかもしれません。
表現を楽しむ場所は間違ってもコントロールする側とされる側の強制(矯正)訓練の場所になってはなりません。
演劇はプレイ=遊びです。
遊び場は常に自由で安全な場所です。
もちろんルールはありますが、その中であれば自由にして良いのが遊び場です。
コーチの目や他の参加者の目を気にしていては心の底から楽しむことは難しいかもしれません。
見られている!と思っている状態では
正しさを求めて無難なところに落ち着きたくなったり
劇の最中もダメ出しを怖れて気が気じゃなかったり
楽しむ存在であるはずのプレイヤーが心の中で泣いて顔は笑って頑張って‥‥
って、心の中は地獄じゃないですか!
演劇のプレイヤーはピエロではありません!
演劇ワークショップは
参加者全員が創意工夫に溢れた楽しい空間
です。
ファシリテーターは参加者の魅力を引き出して全員をフォローする大切な役割を担います。(矯正しようとはしないこと)
子ども時代の遊びも創意工夫に溢れていたはずです。
いつもの遊びをもっと面白くしたいからアイデアがどんどん出たし、
新しい子が入ってきたらその子も混ざってみんなで楽しめるようにルールを工夫してみたり声かけをしてみたり。
もしも鬼ごっこやだるまさんがころんだや○○ごっこの途中に
「あなたの足の運びはきれいじゃない」
「このセリフの言い回しはそうじゃない」
などとダメ出しが入ったらどうでしょうか。
・・・・やる気無くしますよね。
子ども時代の遊びって、やってみてうまくいくこともあったしあんまりうまくいかなくて「やめよっか」となったこともあります。
それでいいんです。
演劇ワークショップは、参加者全員にとって実生活より圧倒的に肯定される場所だしワクワク身も心も晴れやかになる人生の休憩所。
ワクワクできる遊び場を体験してみたい!
という方や
演劇アレルギーかも‥という方はぜひエントリーアクトに一度足をお運びください。
クラス紹介やスケジュールはリンクよりご覧になれます。