信頼することと健康の関係
信頼感が増すとこころもからだも健康になる!?
病気でなくてもなんとなく満たされない毎日を漫然と過ごしがちな方は少なくない現代。
この文章をお読みのあなたはいかがですか?
もしも月曜から日曜までの毎週、毎日をもっと満たされた状態で過ごしたいとお思いでしたら、
時間の使い方にひとつ変化を持たせてみることをおすすめします。
筆者が提案するのは演劇です。
心理学領域において「信頼感」は様々な研究がなされてきましたが、
過去の研究の結果
人を信頼できる人ほど幸福感は大きくなり、現在幸福なだけではなく将来的にも幸福感が高まっていく
と言われています。
人との支え合いによって安心を得たり喜びを引き出すことができるのです。
信頼感の概念を構成する要素は3つあり、
1 自分への信頼
2 他者への信頼
3 不信
とされています。
自分に対して
★自分は他人にはとってかわることのできない唯一無二の存在である
★自分の行動をコントロールできる
と信じられていたり
他者に対して
★信頼できる人が周りにいる
★人は互いに正直に誠実に関わり合いたいはず
と信じられていたりすること。
これらを信じられてかつ不信感が少ない精神状態で日々を過ごせているかが重要なキーとなります。
私たちは育ってきた環境の中で様々な信頼/不信の体験をしてきました。
ひとつひとつの体験の積み重ねで「今の私」として今日、今この瞬間を生きています。
今この瞬間が幸福で満たされているのであればそのままで良いのですが、
良くない体験によって今が満たされていないのは本人にとっても周りにとっても悲しいことです。
どんなに悲しもうと嘆こうと他人と過去は変えられません。
変えられるのは自分と未来だけです。
だから、ぜひ今この瞬間から信頼感をキーにしてこう捉えてみてください。
自分はこの世の中の誰にもとってかわることのできないかけがえのない存在なんだ!
それは、あなたの周りの人も同じです。
あの人はあの人の考えや価値観があって、自分とは違う。
けれど、それはイコール敵ってことじゃない。
捉え方を工夫してみることは、いつでもどこでもすぐにできることです。
できるかできないかではなく
やるか、やらないかです。
育ってきた環境や過去体験、社会性によってついた心のさびを落とすのが演劇のひとつの効果と言えます。
(演劇の効果については過去記事でも多数触れていますので、併せてお読みください)
演劇を体験することでからだを使って自分に信頼の感覚を落とし込むことができます。
さびを落とすには時間を要しますが、自分の枠が広がって見えてくる世界は清々しく格別です。