指示されてやらされる言わされるのは演技とは言えない【演劇メルマガ過去記事】
当記事は役を生きる演劇メールマガジンの過去記事です。
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火曜日にメールをお届けする予定でしたが、私が担当している講座で思ったところがあって師匠に教えていただいたメソッドの見直しを行っていたら水曜日になってしまいました(笑)
このメールは基本的にお届けの前日に書いています。
いやーメソッドの見直しでの確認事項が膨大な量で骨が折れました!
でも、しばらくぶりにゼロから確認してみると目から鱗な情報があって、
メソッドを使いこなせばどんな物語でもどんな役でも生き抜ける
と改めて確信しましたし、
人間は忘れる生き物だから物事の習得はアタック頻度が超重要(セリフ覚えもね)※エビングハウスの忘却曲線
と体感しましたし、
頑張ってよかったー。
エビングハウスの忘却曲線を調べていただければすぐ分かることですが、人間はどうあがいても忘れるのです。
これは脳の機能だからしょうがない。
ただ、繰り返すことによってだんだんと忘れづらくなるんです。
そして、一度学習したことは二度目はめちゃくちゃ楽に学習できます。三度目は言わずもがな。
今日までの学習の中で私が確認をし直して現代人でも十分使えると思ったものを講座と文章で繰り返しお伝えし続けます。
今レッスンで使っているテキスト(ウエストサイド物語にちょっと手を加えています)ではサブテキスト作りがまだまだ甘い・埋めきれていないことによる行動不足が見られてます。
レッスンメンバーさんはセリフ丸暗記のために時間を使わずひたすらサブテキスト作りにたっぷり時間をかけて欲しいと思います。
サブテキストを作る過程でどうしたって台本とお友達になりますから大体セリフは覚えられちゃいますので、
セリフを覚えるためだけに台本を読むのは無駄!
メインはサブテキストですよ〜。
サブテキストについてはちょうどメンバーさんに熱いメッセージをお送りしたばかりです(笑)
身に覚えのある方にもおさらいで改めて・・・・
サブテキストはシーンの前から想定して準備をしてください。
だって、あなたが演じるキャラクターは台本の前からずっと生きてるんです。
初対面の人のものの感じ方や大事にしているものがわかりますか?
よく知った間柄だからこそ行動や言葉の意味が分かるんですよね。
じゃあ、キャラクターのことをあなたはどれだけ知ってあげていますか?
台本はあくまで人生のワンシーンを切り取ったに過ぎません。
台本中の時間のことだけを考えたって役を生きることはできません。
あなたが演じるキャラクターに影響を与えてきた人がシーンの中に全員勢揃いしているとは限りませんよ。
台本の外の空間、時間のことまで作ってみてください。
ほら、キャラクターがしたいことが「なぜこのタイミングでこう言ったのか」「なぜこうしないのか」の疑問がどんどん解決していきますね。
台本に書かれていることが全て納得できます。
こんな状態になれたら、あなたは台本の答えを見つけられたってこと。
おめでとう!!
詳しいことはまた次以降お話ししていきますね!
それではまた、メールします。
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