心が動く瞬間は一瞬であり永遠でもある
あなたは、”感動”というもののパワーを大人になって社会に出てから
感じる日はありますか?
熱量や活気、幸福感、良い空気感・・は決して目には見えませんが、
たしかにそこに存在します。
感動と共にある
特有の熱気や幸福感
ワークショップやクラスで生まれた感動は、終わると消えていきます。
空間に充満しているうねりはその時間だけ味わえるものです。
その時間は、人生の中のほんの一瞬。
でも、何日経っても数週間経っても何年経っても感動の余韻が続くので
一生ものでもあると言えます。
目には見えないし、物(物品)を持ち帰れるわけでもないし、目に見えてわかるような体の変化があるわけでもない。
それでも、その空間の中で生まれて消えていった”それ”に感謝したくなります。
素晴らしい体験ができたと。
そこでそれを共有した人たちとの一体感があまりに気持ち良くて、忘れられなくなることもあるかもしれません。
感動のパワーは脳に深く刻み込まれ
五感の記憶になって
一瞬で消えていったはずなのに永遠に残り続けてくれます。
演劇をはじめとした芸術は、それをダイレクトに味わいに行く場所です。
演劇は観るのも楽しいけどやるのはもっと楽しい。
劇の中で、うねりのど真ん中で、感動を味わっているその時間は、実際にはわずか5分だけど
なんとなく過ごしている日常の5分とはちょっと比べられないくらい価値がある時間で、
やっている時は「この幸せな時間を終わりたくない・・・!」と祈りに近い思いを抱きます。
感動が渦巻く分厚い時間はその厚さ故か長く感じる。
ダラダラ過ごした5分が薄い時間なら、
演劇の時間は分厚い分厚い時間です。
そして、終わった後にこう思います。
「一瞬のことだった」
熱い拍手と仲間と交わす笑顔がご褒美に待っています。
演劇はやっている最中も終わった後も永遠に刻まれるご褒美を与えてくれます。
筆者は演劇が当たり前にやれる世の中になれば平和が訪れると本気で信じています。
また別の記事で改めたいと思いますが、感動の共有と拍手と笑顔が溢れる世の中をつくるために今の活動をしています。