
忙しい大人のみなさんへ。”遊び友達”はいますか?
忙しい大人のみなさまにひとつ質問です。
遊び友達って、何人いますか?
ひとり?ふたり?いないという方?
友達と呼べる人がいなくても私たちは幸福を得られます。
ただ、交流の機会が定期的にあると、もっと言うといくつもあるともっと幸福感を得られます。
気軽に出入りできるゆるいコミュニティー・繋がりをいくつか持っておくといい
家も会社もコミュニティーです。学生時代の仲間も趣味の集まりも社会人サークルも行きつけのバーもコミュニティーです。
ひとつのコミュニティー頼みになると、どうしても依存的というか求めるものが多くなりがちです。「ここがなかったら終わる!」みたいな切迫感が常にあるのですね。で、人間はいつでも調子が良いわけではないですしソリが合わない人がひとりいるだけでめちゃくちゃ気になって許せない・・みたいに、気持ちの逃げ場がなくなりがちです。
そう。
1はリスクなのです。
リスクヘッジのために2つ3つの居場所をつくっておくと、自分が過ごす場所を自分がいつでも自由に選べるから安定するんです。
人間はいろんな顔がある
会社で見せる顔は仕事向けの自分。家では良いパートナーの自分。学生時代の気を置けない友人に見せる自分。趣味の場での自分。意識的にも無意識的にも私たちは自分を使い分けています。
それは全部自分で、いろんな自分がいて良いのです。
「ここではこんな自分、あそこではこんな自分」と違って当たり前で、仕事では責任ある立場でどんどん決断をする私だけど友人の前ではふざけてる私がいて良いし、パートナーには甘えている私がいて良いです。利害関係のない相手の前だからさらけ出せる弱音もあるかもしれません。
誰かひとり、ひとつのコミュニティーですべてを見せなくても良いのです。
自分が「こんな自分がいるんだなぁ」と知っておけばじゅうぶんです。
ジョハリの窓と言って、私たちには4つのタイプの顔があります。
1開放された窓 自分も周りも知っている自分
2盲点の窓 自分は気付いていないけど周りに見えている自分
3秘密の窓 自分は知っているけど周りには見えていない自分
4未知の窓 自分も周りもまだ知らない自分
盲点の窓は自己開示をすることで開放されていきます。
秘密の窓はいわゆるギャップで、新たな魅力として周りに見える自分の一面です。
未知の窓は別名可能性の窓です。活動範囲を広げると発見できる自分がいるかもしれません!
4つの窓は誰しもが持っています。共通するのは、誰かと交流することで浮き彫りになってくるものですよ、ということです。
コミュニティーによって開放されたり秘密になっていたり、逆に周りからのフィードバックで盲点に気づいたりします。
ひとつのコミュニティーしか持っていないと、人は誰しも理解してほしいですから「この私をわかってほしい!」と求めがちです。
この窓の中にいる”私”はコミュニティーによって異なります。
会社では”だらけた私”は盲点の窓にいるけど、家では開放された窓にいるとか。
それで良いのです。
誰かひとりにどこかひとつに「私の全てを受け入れて!」というのはとても困難です。
余裕あるコミュニケーション
もしあなたが「全てを受け入れること」を求められたらどう感じるでしょうか?愛ゆえの想いでしょうが、その期待はとても重いですよね(笑)依存していると、受け入れてもらえなかった時に可愛さ余って憎さ100倍状態になって決別してしまうこともあります。勝手に期待されて勝手にすごく嫌われちゃった、みたいな体験のある方もいるのではないでしょうか?
たとえパートナーのように親しい仲だとでも、礼儀ありです。
人間関係は期待が重いと悲しい結末を迎えがちです。
あの人とはこういう話ができるけど遊びに行くならあの人がいいな♪と、人生の様々なシーンで人やコミュニティーを使い分けするのが余裕のある人間関係を築くコツです。