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【演劇のススメ】コミュニケーション能力向上のキーは演劇にある。ビジネスパーソンに演劇をおすすめする理由

仕事を進める上で、他者との関わりは必須なもの。

業務に関する技術や知識、経験はもちろんですが、業務を円滑にして業績自体にも影響を与えるのが人間関係ではないでしょうか。

 

●意思の疎通がスムーズ

●仕事を共にしている仲間のことをよく理解しており、自分のことを理解してもらえている状態である

コミュニケーションのスタイルは人それぞれである前提で、相互に歩み寄りの姿勢を持ち相手のタイプに合わせて言葉をかけたりかけてもらったりフォローをし合える環境は働きやすいですよね。

 

 

 

 

コミュニケーションスキルとは何?

 

私たちは他者との関わりにおいて言語的・非言語的に相手の考えや感情を受け取り、発信することでやりとりをします。

コミュニケーション能力が高い人はそれを適切におこない他者との信頼関係構築が優れています。

コミュニケーションは試行回数が多ければ上達していきます。日頃他者との関わりが多い人ほど「このシチュエーション(状況)の場合にはこうしたほうがいい」「こういう相手の場合には◯◯」などデータを蓄積できていますので、直観が働きやすくなりますし、コミュニケーション慣れしているので相手をよく見て最適なリアクションがとれたり話題の提供や良い質問をすることができます。

人は思いやりと気さくさと親切さを持って接してもらえると好感を持ちます。

 

相手の背景を読む思いやりと余裕があるからこその気さくさと相手ファーストの姿勢で対話をする親切さ

 

 

 

なぜ演劇がキーになる?

 

まず、あまりまだ広く知られていませんが演劇はコミュニケーションの芸術です。

演劇には必ずと言っていいほど数名以上の登場人物が出てきます。登場人物同士がそれぞれの立場や考え、価値観から衝突したり協力したりする様を演じて観客に見せるのが演劇です。演劇はドラマとも呼ばれますが、劇的な人間関係の様子をドラマチックに見せるのが舞台や映画です。

覚えたセリフを言うだけではなく、演劇のトレーニングは他者との関わり合いで相手の言葉をよく聞くことや相手がやりやすいように対峙することや適切な自己表現をおこなう練習が非常に多くなっています。

その中には俳優向けのトレーニングにしておくのはもったいないような、演劇以外でのコミュニケーション能力開発に活かせるものも。

演劇の代表的なキーワードやちょっとしたコツをご紹介していきます。

 

 

 

イエスアンド

 

演劇の最も重要な合言葉の一つです。

相手の言葉を聞いてつい「でも」「だって」「どうせ」の3D言葉を返してしまってはいませんか?3D言葉は明らかな否定ワードですが、そうでなくとも相手に対して否定的回避的な対応をしてしまいがちな方。自分自身や周りはいかがでしょうか。

相手に対して能動的に動いたり負荷がかかります。否定や回避、スルーはラクなのです。イエスを出したら自分が変わらなければいけなくなるので、それが面倒だったりこわかったりするものです。

ですが、それでは会話は盛り上がりませんよね。ビジネスシーンで否定し合っていたらせっかくのアイデアも無に帰し、発展しないどころかどうせ否定されるのだからもう何も言わないでいいや・・と消極的な風潮をつくることに。

 

イエスアンドは、インプロと呼ばれている演劇の分野で頻発するキーワードです。

インプロは即興的にシーンを演じたりゲーム形式でプレイをします。

そのときにお約束となるのが相手の発想をイエス!で受け入れること。そしてアンドで自分もアイデアを付け足したり発展させて表現すること。

自分も相手もそれをおこなえば、互いのアイデアを互いが否定しない安心感のもと自由に発想できますし、他者と協力して決してひとりでは生まれなかったであろうアイデアや展開が生まれてきます。

イエスアンドはビジネスシーンにおいても心理的安全性を生み、新しく自由な発想が生まれる土壌づくりとなるキーワードです。

 

 

 

自己表現力

 

自己表現力とは自分の内なるもの(考え、感情など)を言語的にも非言語的にも出力する能力です。

自己表現ができている人は、周りから信頼を得ることができます。また、どういう考え方・性格・得意&苦手の人なのかを理解できているため仕事においては非常に本人も周りもやりやすくなります。

 

自分の意見や気持ちを表明して自己開示すること=自己表現。

ただ、自己表現は攻撃的でもなく受け身でもなく率直におこなうから信頼を得られ応援されますので、単純に内なるものを出せば良いというわけではないので、その点は要注意です。

 

 

聞く力

 

話し上手は聞き上手と言いますが、基本的に人はみな話をさせてくれる人が好きです。

聞くことは奥深く、音として耳で聞いているのは聞いている内に入りません。

耳で「聞いて」、相手を理解しようと「聴いて」、相手が話しやすくなるように「訊く」。それが聞くということです。

演劇では、自分が何を言おうとか次の自分のセリフや段取りばかりになって相手をおざなりにしないよう聞く練習をおこないます。自分が相手を聞けているのか、自身だけで客観視するのは難しいですので、ワークショップなどで客観的な指摘・視点を取り入れてみることをおすすめします。

 

 

 

演劇にはコミュ力向上のポイントがたくさん

 

イエスアンド、自己表現力、聞く力を挙げてみましたがさすがはコミュニケーションの芸術・演劇。

その他にもコミュニケーション能力を高めるエッセンスが盛りだくさんです。

伝えたつもりで終わらない。

伝わるまで伝える!

 

コミュニケーションのほとんどは非言語でおこなわれていることから、非言語コミュニケーションに特化した練習

など。

 

ご興味ある方はぜひ演劇ワークショップについて調べてみてください♪

 

 

 

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