より人生を豊かにするもの、趣味。仕事でできることが増えてきて、少し心理的に時間的に余裕が出てきた頃に見直すのが「余暇の過ごし方」ですよね。２０代の頃は仕事に集中して必死に毎日を生きてきたから、仕事以外の時間を充実させてひとりの人間として厚みを増したり仕事にブーストをかけたいという理由で３０代４０代になってから趣味を探している方も多いのではないでしょうか。

でも、大人から始められる趣味って何があるんだろう。今からでも遅くないだろうか。と、何をやるのか決めあぐねている方もいらっしゃるのでは？

ということで今回は、趣味としておすすめな演劇についてお話ししていきます！

演劇って趣味でできるものなの？

結論から言うと、もちろんできます。演劇はあまり知られていない趣味ですが実は、観るのも楽しいけどやるともっと楽しいものなんです。演劇を始めようとしてもガチめなワークショップや養成所しか無かったのは昔の話で、まだ東京でも数が少ないことは否めませんがわたしたちENTRY ACTはエンジョイ演劇をやってきました。なので、ぜひENTRY ACTにいらしてください！・・と言うとただの宣伝になってしまうので、真面目にお話ししていきます。

趣味と実益

演劇はビジネスパーソンにとって趣味と実益を兼ねているものです。なぜかと言うと、演劇はコミュニケーションツールだから。コミュニケーションをしっかり学んだことがないわたしたち日本人ですが、海外では演劇教育が取り入れられていて生きる練習と言われています。話すこと、聞くことを意識して実践していくのが演劇です。

コミュニケーションスキルの要素

伝わるまで伝えることって意外と難しいものです。伝えたつもりでは伝えたことにはなりません。相手をしっかり見て相手に届いたかどうかを見届けるまでが「伝える」こと。そして伝えるより難しくて奥が深いのは聞くことです。耳で聞くだけではなくて、心で聴く。と言うと抽象的な表現ですが、具体的にお話ししてみると、相手の背景や今の状態や自分に何を言わんとしているのだろうかということ、ニュアンスをしっかり目と耳で受け取ることです。人は聴くことが苦手になりがちで、それは自分が次に言うことを考えながら聞きがちだからです。それは聞いているふりであり、ちゃんと聴けていません。話すこと聞くことをこれでもかというほど丁寧に実践していく演劇。それだけではなく演劇では体を使って表現をしますから、表情や身振り手振りも意識していきます。人は言葉と表情の不一致に違和感を覚えるので、他者からの信頼を得るのに表情や体の状態は非常に大切です。自分の表情や体の状態を適切に調整するためにまずは自分を知ること。思っているよりも小さな表現になりがちなので、まずは表現を大きくしていくこと。そしてTPOに合わせてそのボリューム調整をしていく（絞っていく）。そのプロセスを辿って豊かな表現を身につけていきます。演劇は対人スキルの向上に繋がります。

ごっこ遊びが自分を広げる

表現を大きくするとひとくちに言っても、何もない場所でいきなり人前で大きく声を出したり感情を出すのは躊躇しますよね。ですが、人間は環境にとても左右される生き物ですから、たとえばカラオケでノリの良い盛り上がり曲を歌っていたら気分も上がって自然と大きな声が出せたり、バカンスの時に開放的な気分になって普段の自分より社交的になれたりした経験がある方が多いのではないでしょうか。演劇はマイクもノリの良い音楽も基本的に使いませんし（音響を使うことはありますが）屋内アクティビティですが、「想像の世界」に行くことができます。そして、その時自分は自分じゃなく「役」です。総理大臣にもなれるし、織田信長にもなれるし、パリピな役、内気な役、悪役、何にでもなれます。擬人化シリーズで冷蔵庫の中のプリンの気持ちになってみたりすることもあります（笑）。役だったらこうするだろうなぁこう思うだろうなぁと思いを馳せて表現してみると、知らず知らずのうちに自分の枠を出て自分でも驚くような表現が飛び出してくることが往々にして起こります。役として振る舞っているうちに自分自身に影響を及ぼして自分の理想的な性格に変化することもあります。

一生できる趣味

演劇で使うのは想像力です。想像力は人生経験によって磨かれていくので、リアルで旅行に行ったり仕事をする経験が演劇に生かされると同時に演劇で想像の世界を体験するとそれも肥やしとなってより一層想像力が豊かになっていきます。正のループに入れるわけです。また、演劇は屋内アクティビティで身体的に危険が少なく運動強度もそこまで高くないので（軽い運動程度に体を動かすことはあります）一生できる趣味と言えます。

レッツエンジョイ演劇！いつからでも、一生できる趣味、演劇。

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