
演劇はオールマイティな趣味【大人におすすめ】
余暇の過ごし方をより充実させていきたいと思ったときに、趣味を見つけたいな~という気持ちになる方も多いのではないでしょうか。大人の趣味と言えばキャンプや登山やサバゲーといったアウトドア系、読書や映画鑑賞といったインドア系、ゴルフやテニスといったスポーツ系、英語など外国語の勉強といった仕事に生かせる系、旅行・おでかけ系、芸術・ものづくり系、健康・美容系、ゲーム系など多岐にわたります。どういった系統がお好みですか?
今回はまだマイナーではありますがオールマイティな趣味【演劇】についてお話していきます。
演劇は室内で行う文化系でありながら軽い運動にもなり、人前に出ることに慣れる練習という意味で仕事にも生かせるしゲーム要素も多く脳トレになるオールマイティな趣味です。(想像力を使って何にでもなれるしどこにでも行ける「想像の旅」でもあります)
カテゴリとしては文化系に分類されますが、それは室内で行うものであるし音楽や美術といった芸術の仲間であるし戯曲という本を読むという側面を持ち合わせているからです。服装も、運動着である必要はなくそのままの格好でできます。
基本的に室内でやる文化系ですが、意外と体を動かします。はじめて演劇をやってみるとその運動量に驚くかもしれません。(激しくはなく軽度の運動ですが、軽く汗ばむ程度には声を出して体を動かします)日常生活より大きく身振り手振りや表情などの表現をしますし、立つ・歩く・手を挙げるなどの基本動作をたくさんやります。運動不足の解消になるかもしれません!
また、コミュニケーションゲームなどほどよく頭も使います。ゲームは楽しいながらも集中しますし、即興でお題に対応したり、想像力をフルに使って物語の世界に没頭する体験は想像力や表現力を豊かにします。コミュニケーションの練習にもなります。
演劇は生きる練習と言われていて、私たち人が欠かすことのできないコミュニケーションの学びが多分にあります。また、人との関わりの中で他者を知り、自分のことも改めて知るきっかけになります。これは、社会で生きていくうえで大切にしたい人間の勉強です。周りの様々な個性や意見を持っている人と演劇をやることで自分と似た人や自分と違う人とたくさん交流し、その中で自分を客観視する視点を手に入れることができます。それは仕事をするうえでも生かされる学びであると言えます。仕事や人生に生かせる最大の理由は、演劇では自分じゃない役を演じることにあります。普段の自分ではやらないことをする(いつもならしない選択を敢えてする)ことで自分という枠から出てみると、自分が広がります。自分の個性を知りながら他者を受容しながら(人間の勉強)自分が広がっていくのが演劇の興味深くおもしろいところです。
また、演劇では必ずと言っていいほど人前に出るので、見られている意識から美意識が高まります。運動着ではなく普段着で参加できますのである程度動きやすい恰好でありながら最低限人に見られても大丈夫な服を着ますし、何よりも「人に見られる意識」が人を無意識に垢抜けさせるのかもしれません。
演劇はオールマイティな趣味です。趣味を探しているけれどまだどのカテゴリにするか迷っている方はぜひ演劇も選択肢のひとつに入れてみるにもいいかもしれません。