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人と関わってますか?コミュニケーションの力は人と実際に関わることでしか養えない

人と関わる力は、実際に人と関わって成功体験を重ねて失敗して時に痛い目を見て学習することでしか伸ばせません。

当たり前と言えばそうですが、人と関わる経験値の多い人ほどコミュニケーションの達人です。

つまり、コミュニケーションの薬はないってことです。

 

コミュニケーションの能力を高めるハウツーが巷に溢れていますが、そういったテクニックは実地で使えないと意味がないし(宝の持ち腐れ)、下手に使うと「あ、今ミラーリングしてる笑」とか「ペーシングやってるな〜」ってバレバレなので、テクニックを知ってる相手には逆効果になることもあります。自然とやっちゃうくらい板についてればいいですが、意識して下手にやるくらいなら余計なことしないで相手のお話に集中したほうがいい。

特に心理学の知識がある人を相手にする時は絶対にやめたほうがいいです。

 

あと、相手に好かれようとして自分を良く見せようとしてるその気持ちって案外バレバレなので、そんなもの捨てちゃったほうが大抵良い結果になります。やっぱり気持ちが悪いんですよね。擦り寄ってくる感じとか媚び諂ってる感じって。しかもそれって相手のためじゃなくて自分のためじゃないですか。相手から言葉を引き出したいとか契約が欲しいとか、バレバレなんですよね。それが透けて見えた瞬間にもう心のシャッターを下ろしちゃいますよね。その気持ち悪さって、コントロールしようとしてくる(自分の領域に土足で踏み込んでこようとする)ことに対しての拒絶です。「前提として相手はコントロールできない」ということがわかっていない。

ワークショップ事業を開始してから数千人のお客様と接して居心地の良い人と居心地の悪い人の差は一体なんだろうか?と考えてみたのですが、人には領域があると理解できる「わかってる人」か、領域を平気でズカズカ侵してくる「わかってないやつ」の差です。

下手〜にテクニックを繰り出してくる人やコントロールしようとしてくる人とは関わらないに限ります。どうしても関わらなきゃいけないのであれば浅い付き合いに留めておきましょう。

 

 

コミュニケーションは経験でしか磨けない

コミュニケーションは人と関わる経験値を積んで積んで少しずつ磨いていくものです。一朝一夜でどうにかなるものではないので、面倒がらずにたくさんの人と関わることです。世の中にはいろんな人がいて、自分と似ている人もいれば自分とは真逆なタイプもいる。最初はそれが苦しいけど、だんだんと許容できる幅が増えていって違う個性に対して「イイネ!」と拍手を送れるようになる。似ている人とばかり関わっていたら世界は狭いままです。ポイントは自分とは違う人もいる場所に出向いてこわがらずに関わっていくこと。他者を介在して自己認知を深め、他者との違いを楽しむ余裕を持って人間関係を築いていくこと。それが人間の成長です。

合わない人とは無理して関わらなくて良いのですが、それを強く思いすぎると人間関係の幅が狭くなりがちなので要注意です。

 

本当に「関わる必要のない人」とは

無理をしてまで全員と関わる必要はないしだからと言って最初から閉じこもっていては世界は広がりません。では、何を判断材料に選べばいいのでしょうか?

筆者自身、人を信じては裏切られて人間不信になりそうな時によく言われていたのが「ちゆさんは周りに置く人をよく選んだほうがいいよ」でした。でも、わからなかったんですよね。誰を信じたらいいの!?

最近答えが出たので、心理学を学んで演劇の事業で「コミュニケーションとは」を模索し計13年間成功も失敗もしてきた筆者の考えを記してみます。

関わる必要のない人は、「フォーミー人間」「わかってないやつ」です。

 

多様な個性と関わるのがコミュニケーション力を高めるのに良いですよ!という話の中で言う「個性」と言うのは、相手を侵略しない個性の場合に限ります存外侵略者はこの世に多いのですが、長くなるのでまたの機会にします。

真面目な人はそういう人ともがんばって関わろうとしてしまいがちですが、実直で誠実でいい人ほど利用されやすいのでお気をつけください。筆者は真面目なあなたを応援しています。どうにも真面目を認めたがらないきらいがありますが真面目って素晴らしい個性ですから!

 

 

コロナで人と関わることが難しくても、オンラインで人と話す機会が増えても、それでも人と会いたい

コロナ禍で、人と会う経験値を積むことが困難な状況になりました。最近やっと人が集まることに寛容なムードになってきましたが、まだまだ人と会う障壁は高いというのが筆者の率直な感想です。

マスクで顔が半分隠れていることによってコミュニケーションは非常に難しくなっています。ワークショップファシリテーター同士では「こちらからの声かけに対してのお客様のリアクションが薄くなった」と話していて、おそらく接客サービス業の方はやりづらさを感じておられるのではないでしょうか。ファーストインプレッション、こちらの笑顔で安心を得られていた部分がごっそり抜け落ちて信用を得るのに時間を要するため、これってサービス業にとってはめちゃくちゃ痛くて、サービスの質に多少なり影響を及ぼす状況です。データを取ったわけではないですがリピート率に影響が出ていてもおかしくないのかなと。そしてそれは小さなお店にとっては大打撃となります。

人間関係を築く上で全顔見せるって大事なのに、それができない・・いつまでこの状況が続くのかわかりませんが、エントリーアクトは「選べる」ようになってほしいと切に願っています。政府からの発表があり次第、即マスク未着用OKにしてお顔を見てコミュニケーションをとれる場所として営業します。

感染者数が増えるとワークショップやイベントの開催が困難になる程追い込まれるので、おそらく小さなお店はみなさん死ぬ思いで踏ん張っておられると思います。店長さん、経営者さん、明けない夜はないです!がんばりましょう・・・!経営者って孤独になりがちなので、もしお読みの方の中に経営者の方がいたら「ここに仲間がいるよ」と知っていただいて少しでも勇気になればと・・・。

2ヶ月間zoomでレッスンをやってみて、やっぱりオンラインと実際に会うのでは全く感覚が違うよね、となりました。オンラインは「見て」「聞いて」はいるけど「会っていない」感じです。やっぱり物足りない。

会うって、その人の持つ空気感や体温、呼吸まで伝わってきて総合的に感じるのでめちゃくちゃ情報量が多いんですよね。ほぼ無意識で受け取っているので意識することはあまりありませんが。人のコミュニケーションって非言語情報が殆どなのですが、非言語情報がすっぽり抜けて(残ってるのは表情とか身振り手振りくらい?)コミュニケーションとってる感が薄い。

 

エントリーアクトは今の時勢でもオンラインが発達しても、「やっぱり人と会いたい」を叶えて「人と関わって世界が広がる」場所を提供してまいります。

 

 

 

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