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演技は波乗りのようにやる

演技をやる時に、何を意識しますか?

声をよく出すこと?

表情をつくること?

身振り手振りをしっかりやること?

感情を出すこと?

 

それらは舞台などで表現する時に必要なことのひとつだとされています。

ですが、もっと深部に「絶対に意識していただきたいポイント」があります。

今日はそのお話をしていきます。

 

波を感じて、乗る!!

 

サーフィンは良い波が来るのを予測し見極め、待ち、波が来たらそのチャンスを逃さずに乗ります。たとえ悪い波でも、上手なサーファーは乗りこなすのが上手です。どんな環境であろうと自分をアジャストして最高の演技をします。

 

演劇も、その場の空気の波をしっかり見極めて、今だ!というタイミングを逃さず乗り、感動のグルーブを生み出していきます。

海のように目に見えるかたちの波ではありませんが、空間には波が存在します

まずはその波を感じることから。演技をする上での波とは「空間に流れている空気のムード」です。リラックスしているのか、緊張感のある雰囲気なのか。

それを感じながら演技をしていくと、「ここでこうしたらおもしろそうだ」とか、今全員が乗っているからいける!とか、高揚感の伴う期待とポジティブでクリエイティブなアイデアが出てきます。高揚感の伴う期待が心に押し寄せてくる時はほぼ無敵の状態で、うまくいく感じしかしない不思議な感覚になります。そういう時は観客が沸いているので、観客の熱によってさらに舞台上が盛り上がり、さらに観客も盛り上がり・・の良い循環が生まれて最高の演技ができます。

 

 

コツはノリ良く乗ること

 

感情のことや身振りのことに意識を奪われるとつい、演技をしようとして、演技をしてしまいます。演技って「演技しよう」と思わない方が良いです。それは力みになるし、どんな素晴らしいシーンもセリフも「わたし、演技してますッ!」しか聴こえない、感じない、自己満演技になってしまいます。相手役を無視した演技になりますし、頑なな姿勢は良い演技とは言えません。

柔軟に、結果にこだわらず、恐れず「Yes!」と言って受け入れてみることが演技のコツです。

 

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