演技の秘訣、知ってる?
演劇から世の中のがんばってる大人の「気持ち」を応援したい!
そんな想いで社会人の方向け演劇講座を開講していますENTRY ACT演劇教室。
コラム執筆者は代表大江千雪(おおえちゆき)と申します。
今回は、演劇を少しだけ経験したぞ、の方に
演技のだから難しくておもしろい!考え方のコツをお話しします(∩´∀`)∩
このコツを知らなくてもまぁまぁ演劇を楽しむことってできちゃいます。
でも、それって本当のおもしろさじゃないんだな。
何かって言うと、
声出して身体動かすだけで
まぁまぁ気持ち良いしストレス発散になります。
でも声出して身体動かしてストレス発散したいなら
演劇より手軽にカラオケとかジムとか行けばいいじゃない。
って思うのです。
カラオケやジムはいつでも行けるし演劇より値段も安いしどこにでもあるし。
演劇なんかより便利!
前に書きましたが演劇講座はインフラ整備が不十分な分野で
アマみたいな講師がお金取って講座開いていることもあるし
品質保証がされていなくて不安!!!
なら一定の水準でまぁそれなりに満足できるだろうなカラオケに行きますよね。
私もそうします。
じゃあどうして私が演劇で世の中の大人を元気に~~!と声高に叫ぶのかと言うと
演劇には喜びがあるからです。
ストレス発散は喜びより浅いところにあります。
一過性のもので、「楽しかった~良かった~」が長続きしません。
喜びが伴うことは
自分の価値観がその時を境に変わってしまうほど衝撃的で
「楽しかったなぁおもしろかったなぁ・・・」が高揚感と共に長続きします。
「コラーーッ!」ってセリフを言う時に
怒った風に叫び、腕を振り上げてみる。
叫んだり身体を大きく動かすと
「おぉ、出したーーーーー!」
スカッとします。
このスカッとする感覚だけでも十分楽しいんです!!
リフレッシュできます!!( `ー´)ノ
ただしそれだけでは
わざわざ演劇の場に足を運んでくださったのに
勿体無い(・´з`・)
と思うのです。
ENTRY ACTではカラオケで代替えできるストレス発散を超えた”喜び”を持ち帰っていただきます。
ストレス発散や一時的な「楽しかった」は今の世の中できる場所やサービスって沢山あるんです。溢れています。
だからENTRY ACTでは”喜び”を感じられる場所を提供するように努めています。
感情は出さない!溢れ出させるのだ。
「コラーーッ」ってセリフを言う時に
怒っている風の表情・身振り手振り・声の張り方をするのはただの身体の運動に過ぎません。
怒りに限らず泣いたり笑ったりしながらお芝居をすると思います。
そしてそれを人は感情を出すと呼びます。
でもおかしくないですか?
よくよく毎日のことを思い出してみてください。
あなたは日常生活の中で感情を出そうと思ったことありますか?
ここは怒った感じで言おう!怒るぞ~怒るぞ~。
今からめちゃくちゃ嬉しさを出そう!嬉しい、嬉しい・・・。
毎日こんなことを考えている人っているかな。
なにか余程特別な事情でもない限りあり得ないです。
そう、
感情は出そうと思って出すものではなく
我慢して我慢して我慢した先にダムが決壊したように溢れ出してしまうものなんです。
演劇が喜びに繋がる理由は
日常ならば絶対にダムの決壊なんて許されないのでせき止められた感情が腹の中でストレスとなって蓄積されていくんだけれど
演劇なら
出ちゃってもいいよ!あなたの感情は許されますよ!の原則があって
行き所のない感情を解放させてあげられるからなんです。
だから、”怒った風演技”は演劇の本質じゃないんです。
溢れてもいないのに出しちゃうのは、日常生活でみんながやってる仮面演技だから。
感情が湧きあがってきてどうしようもなくて解放された時に
自分の内側のエネルギーに自分でびっくりする(笑)かもしれません。
冷静になるとちょっと恥ずかしいですしね!
でもきっと本物のエネルギーに対して周りは拍手を送ってくれますよ。やっぱり本物のエネルギーに触れると感動しますから(∩´∀`)∩
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未経験でも、初心者でも思い切り。演劇ワークショップのおもしろさ。
代表の大江千雪が不定期にお届けします(*^▽^*)