「演技の場で嘘をつくなんて悲しいじゃないか」演技の嘘防止策
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嘘をつかない、と言うと「悲しいセリフの時には悲しい気持ちでそれを言う」など感情コントロールに走りがちですが
ちょっと短絡的過ぎるかも!?
だって、日常生活の中で感情をねじくり出すなんてことあり得ません。
感情は湧き上がってくるものなんです、いつだって。
それで、たまたま身体の外に溢れ出してしまったものが表現になるんです。
舞台上で俳優が感情そのものをコントロールしようとするのは、
完全な嘘です。
感情が動くような「想定」をコントロールして、
間接的に感情をコントロールするならOKです。
感情は結果なので(‘ω’)ノ
原因⇒結果
想定⇒感情
感情は結果なので、
それ自体はコントロールすることができません!
感情を演技に乗せたいなら
結果だけ見ないで
原因を究明し、しっかり準備しましょう。
原因が変われば結果が変わる。
欲しい結果のための原因を探り、実践するのです。
だから俳優は感度を上げる鍛錬を沢山、毎日、するわけですね。
心が動きやすいほうが何かと便利だから。
テキスト(セリフ)の裏には膨大な量のサブテキストがあります。
!サブテキストという言葉は演技を習得する上で必ず知っておいてほしい言葉です!
サブテキストは心の声のこと(∩´∀`)∩
つまり、役の思考です。
原因と結果の法則に当てはめると
原因⇒結果
想定⇒感情
サブテキスト⇒テキスト
見えない⇒見える
↑こうなります。
左側:コントロール可能
右側:コントロール不能
感情を動かそうとしたり
セリフを勝手に変えたり(これはルール違反)
しない!!!<`~´>
俳優は見えないものに目を向けるべきです。
プロを目指す方も
アマチュアの舞台に出てる方も
見えるものをコントロールしようなんて横着な演技で
お客様からお金と時間を頂こうなんて甘いわ!
ちょっと熱くなってしまいました。
と、言うのも
先日いい舞台を観て来まして・・・
やはりいい演技は嘘がないな~と感動いたしました。
自分の中から出てきていない言葉は空々しいだけですが、
本物の言葉や立ち居振る舞いには惹きつけられます。