インナーチャイルドの癒し~具体的方法論
インナーチャイルドの記事その2ということで、
記事を書いていきます。
インナーチャイルドってなんぞや?という方はまずこちらの記事から。👇
上の記事の中ではインナーチャイルドが傷ついている人の特徴を列挙しましたが、
一番最後に以下のように書きました。
【自分の過去】を振り返って傷を負った時の出来事を思い出してみてください。
そして、その時の自分の率直な感情に目を向けてみましょう。
これは、
インナーチャイルドを癒し、問題を解決して成長していくためのひとつの方法です。
インナーチャイルドを癒す方法はどの方法を取ったとしても
過去の想起と感情を受け入れることと発散すること、に終始します。
✿インナーチャイルドを癒す具体的方法論✿
1.自分が日常生活の中で「あぁ、またやってしまった・・・」と思うようなことがあれば、なぜそれを繰り返してしまうのか?を考えてみる。
思ってもいないようなこと(裏腹のこと)を言ってしまって後悔/モヤモヤした感情になる
ついカッとなって感情的な言葉を発してしまい後悔
やめなければ、やめなければ、と思いながらもつい繰り返してしまう何かへの依存
思い当たることすべてを「整理せずに紙に書き出してみる」と効果的です。誰かに見せるためのものではないので、筆を止めずにただ書いていきましょう。
2.幼少期(思春期以前)の「子どものわたしが体験した最も衝撃的なこと(悲しい/辛い/怒り/ショッキングなこと)を思い出してみる。
その時の五感情報を丁寧に思い出していきましょう。(視/聴/触/嗅/味覚)
見えていたものや周りの人の声、肌の感覚・・・周りのことが思い出せてきたら
自分の呼吸、鼓動、熱、感情まで臨場感を持って思い出せるまでひたすらこの作業を続けてください。
実感を持つことができるようになると、
傷ついた子どものわたしと心が重なり合って、涙が込み上げてきたり怒り叫びたくなるかもしれません。
(※実際に上記の「行動」を起こす場合には専門家のもとで行うことをオススメします。
専門家がその場に不在の場合には涙を流しても「うるっ」とする程度に留めるなどして絶対に危険な行動を起こすことがないよう、
細心の注意を払ってくださいね!)
3.過去のショッキングな出来事を再体験できるようになったら、自分を許してあげましょう。
ショッキングな状況の中でがんばった子どものわたしに「悲しかったね、つらかったね、がんばって我慢したんだよね」と心の中で話しかけてあげるイメーシです。
他にも「あなたは悪くないよ。」「その時、精一杯だったんだからそんなにがんばらなくたっていいんだよ」と子どものわたしの反応や内面に対して大人のあなたが思うことを伝えて許してあげます。
大抵、インナーチャイルドは
《親がわたしを愛してくれないのはわたしが悪い子だからだ。》
《いじめられるのはわたしが変だからだ。ダメだからだ。》
《人から笑われるのはわたしがみんなより能力が低いせいだ。》
など嫌な出来事が降りかかったのは自分の責任だと思いがちですが、
本当にそうでしょうか?
☆子どもは生まれてくる家を選べません。
たまたま生まれた家が無条件に愛をくれる親ではなかったら、
それは親の責任であって子どものあなたの責任ではありません。
親もあなたと同じ人間。
全知全能の人間はいないのです。
あなたは”不完全な大人のもとに生まれた子ども”。
不完全ながらも、親はあなたに「愛を与える」ことを大前提にいなければならなかった。
それなのに、
やっぱり親は不完全だからそれができなかったのです。
愛を受けられなかったと感じている「子どものわたし」に責任はありません。
☆子どもは悪気なく
「おもしろいものは、笑っちゃう。」もの。
変だと思ったら変!と言っちゃうし、残酷なほど純粋なんです。
だから相手を許しましょう、という話ではありません。
許せなかったら許せない、でいいのです。
子ども心に傷ついたことは
例え相手があなたを傷つける意図がなかったとしても、紛れもない事実ですから。
相手は悪気がなかったかもしれない、
これであなたがどれ程までに辛い思いをするかなんて想像しなかったかもしれない、
でもあなたは傷ついている。
相手がどう思っているかは関係ないのです。
☆他人のこととして
“いじめ”を考えてみてください。
いじめられている子に対してあなたは
「いじめられているあなたが悪いよ」
と面と向かって言いますか?
いじめている側はいじめているつもりはないのかもしれませんが、
いじめられている子がしたことを怒っていじめているのかもしれませんが、
いじめられている子がもしあなたの近くで苦しんでいたら
気持ちで寄り添ってあげたくなるのではないでしょうか。
それなのに自分事になると途端に
“いじめられている自分がいけないんだ、変だからいじめられて当然なんだ”
と思ってしまうのは、
それこそちょっと「変」です。
あぁ、自分は悪くないんだ。
ストンと落ち込むまでこの工程を繰り返してください。
4.安全な場所で当時の「本当の気持ち」を吐き出しましょう。
さぁ、いよいよ最終ステップです。
傷ついた子どものあなたを許してあげられたら、傷ついたまま大人になった今のあなたがその子の気持ちを代弁していきます。
子どものあなたは「子どもなりに一生懸命がんばった。」
でもまだ子どもだったから環境を変えることは難しかっただろうし
親に対して周りに対しても遠慮してしまったんですね。
本当はなんて言いたかったんでしょうか?
本当はその場で泣きたかったのに我慢してしまったんでしょうか?
本当はどうしたかったんでしょうか?
したかったけどできなかったことを思いきり、今、やってしまいましょう。
※このステップは、専門家のもとで安全に行ってください。
あまりにもショッキングな出来事で危険が生じる場合もあります。
✿インナーチャイルドを癒す具体的方法論✿
1.自分が日常生活の中で
「あぁ、またやってしまった・・・」と思うようなことがあれば、
なぜそれを繰り返してしまうのか?を考えてみる。
2.幼少期(思春期以前)の
「子どものわたしが体験した最も衝撃的なこと(悲しい/辛い/怒り/ショッキングなこと)を思い出してみる。
3.過去のショッキングな出来事を再体験できるようになったら、
自分を許してあげましょう。
4.安全な場所で当時の
「本当の気持ち」を吐き出しましょう。
やれば効果が出るまで期間は人それぞれではありますが
人によってはその場ですぐにボロボロと感情が流れて終わってスッキリ・充実感を得られます。
インナーチャイルドの話は演技上でも避けては通れないことですし、
生きることがラクになっていくという点で演技をやらない方でもじゅうぶん意味あるものです。
☆ENTRY ACTレッスン生の方はご相談ください!
レッスン内で「吐き出す場所」を作ることが可能です。
☆レッスン外の方は事前面談の上
マンツーマン(プライベート)レッスンをご利用ください。
(病気を治すレッスンではないため、現在投薬治療中の方はお控えくださいませ。)