ひとりで居たがる俳優に、ドラマはない。【演技を学ぶ・上達のコツ】
☆演技上達方法☆『人間関係』の考察
コラムがちょっと止まっていましたが、
私が演出を担当している稽古場でも抜けがちな「演技の重要ポイント」があったのでここでひとつご紹介します。
俳優が何よりも大事にすべき課題です。
演技の上達方法:「人間関係」を深く考えること
そもそも演劇は関係性の芸術なので、ここを通らずして演技の上達はナシ、です(゚д゚)!
サクッとTO DOをご紹介。
事前準備!
まず、台本を手元に準備します。
開きます。
そして、
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①状況・役の発言や行動=事実
から読み取れる相手役への感情
(愛・好き・嫌い・憎い・〇〇してほしい願望)
を見立てる。
②自分がそこに役として居ると仮定して
「反対の気持ち(葛藤)」
「想定(モーメントビフォー)」
「ハプニング」を入れ込む、
又は相手への感情の強度を高めるなどの方法を用いて
自分の感情が自然と動かされる方法を探す。
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以上!!!!
演技の用語ばっかり・・・・。
難しすぎ・・・・・。
引いちゃったみなさん、ごめんなさい(・´з`・)
もうちょっと(カナリ)嚙み砕いてお話しします。
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自分が役と同じ状況にいると仮定して、
できるだけドラマチックに
「心が動く」人間関係をイメージしてみる。
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・・・・・・・・・・。
短くなりすぎて大丈夫?と思われたかもしれません。
端折りすぎてない?”(-“”-)”
というみなさんの声が聞こえてきます。(笑)
正直言うと、
めちゃくちゃ端折ってます。(笑)
でも、
演技の難解さに心が折れてみなさんが苦しむよりいいや!
知識があっても活かせなきゃ意味がありません。
活かしていただけるように、
一例をご紹介します。
~~~~~~~~~~~
☆とある夫婦の別れのシーン。
妻の浮気が原因だが、夫は妻を引き留めようとする。
妻は「あなたを愛していない」と言い切り、最終的には家を出る。
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妻を演じる時に、あなたならどうしますか?
「あなたを愛していない」というセリフのサブテキスト(=裏の気持ち)はどうしますか?
ほとんどの方は、文字通り
夫への愛はない
演技をします。
ただ、それではドラマにならないのです。
何の心理的葛藤も愛もない無味乾燥な別れの手続きを観たいお客さんはいません。
演劇は感動を生むからこそ意義があります。
感動を生むのはドラマです。
演技者は常にドラマチックな存在であるべきです。
だから、ドラマを生み出す「真の俳優」は妻を演じる時に
浮気相手のことも夫のことも、二人を同時に愛する選択をします。
そうすれば、妻として愛する夫に説得される時に葛藤できるからです。
「あなたを愛していない」と口で言いながら、『あなたのことを愛している』と
心の中では反対のことを叫んでいるのです。
前者と後者では、
夫(相手役)とのコミュニケーションの深さが全く違ってくるでしょう。
後者はきっと、
夫(相手役)の言葉をしっかりと聞けます。
生き生きとした視線の交流が生まれます。
相手のことに興味がないとか、嫌いだとか、関わりたくないだとか、
コミュニケーションを希薄にするだけの俳優の選択は間違っています。
さぁ、知識は持っているだけじゃ意味がありません!!
今取り組んでいる役で、ドラマを生み出してみてください!!
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当コラムの執筆はENTRY ACT代表大江千雪です。
演技の「できる」「できない」は、
・正しい演技術を知識として持っているかどうか
・その演技方法論を使えているかどうか
にかかっています。
勘違いしないでいただきたいのは、
芸術的才能の有無・持って生まれた感性の鋭さ
がないと演技の世界でうまくいかない
なんてことは
あり得ないということ!
芸術と理論はかけ離れていると思われがちですが、
実は誰でも演技の上達は可能ですし、
誰でも魅力あふれる俳優になれるのです。
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