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魅力を引き出すメソッド【あなたの魅力を開花する方法を演劇現場からお届け】

魅力的な人になりたいかー!

 

もちろん!

ということで、今日は魅力を引き出すメソッドについてお話ししていきます。

魅力的な人の条件はググってみると様々出てきて、たとえば「笑顔が素敵」とか「自信がある」「謙虚な姿勢」「話をよく聞く」などなど。自分にとっての魅力的な人ってどんな人だろうか?と考えてみてください。たとえば身近な誰かが魅力的だと感じているなら、その人のことをよーく観察して真似っこしてみるのもありです。

 

真似っこをする時には外見(そとみ)だけじゃなくて、本質(コア)のところから真似っこしましょう。

外見(そとみ)だけ真似てもそれって枝葉の話なので、本質(コア)の幹や根っこからコピーするのがいいです。

「自分だったらこういう時ってこんな発言をするけど、あの人だったら何て言うかな?きっとこう言うんだろうな。」って、その人を演じるように真似っこするんです。最初の時は「あの人の答え」がわからなくて迷うことも多いと思います。そんな時には聞きに行きます。「◯◯さんだったらどうしますか?」って。で、理由を聞いてしっかり腹落ちさせること。

それが習慣づいてくると、だんだん本人に聞かなくても「あの人ならきっとこうする」がわかってきて、板についてきます。応用もできるようになってきます。そこまで真似っこできたらもうモノにしたと思っていいです!

 

これって演劇の役作りのプロセスにとても似ていて、役を演じる時に外側のこと(表情とか仕草とか)ばかりに気を取られてしまいがちですが見えない部分の方が大事なんです。

 

「どんなことを大事にしているのかな?」「どんな使命を持っているのかな?」と、裏に流れている水脈を理解するのが演技で重要とされています。

役に合わせた仕草とか声の出し方も大事ですが、そっちばかりに気を取られているとどうしても硬くて柔軟性に欠けてしまいがちなので、見えない部分を大切に。演劇ってコミュニケーションなので、テンプレで決めつけられたセリフの言い方はしません。相手役の感情・状態やその場の空気感によって自分のセリフの言い方は変わってくるはずですよね。

 

 

 

ということでまずひとつ目は魅力を演じろ!でした。

何を魅力的と捉えるかはきっと人それぞれですから、あなたが最も魅力的と思う方向をわくわく進んでみてください。

 

もうひとつは考えるな!感じろ!です。

考えずに感じるって、メソッドとして成立するの・・?と疑問ですよね。

何を隠そう筆者も疑問に思ってます(え

 

いえ、思ってましたが帰納法ではなく演繹法で捉えて日々情報収集と推敲を重ねていけば魅力について言語化できるのではないかと思い直し、今日に至ります。過去9年間の演劇ワークショップファシリテーター経験及び5年間みっちり詰め込んだ演技メソッドと筆者が専門にしていた心理学を掛け合わせた内容です。

演劇では人前で劇を演じるわけですが、その時に「人の心を掴んで離さない」を目の当たりにすることが多々あります。筆者は演劇ワークショップを毎週開催していますが、「◯◯さん、なんか・・いいよね」「◯◯さんのプレーを観るのが楽しみでワークショップに参加してます(笑」と褒め合ってます。筆者が、ではなく参加者様同士が自然発生的に褒め合う文化があります。

手前味噌な話ですが、そうやって褒め合う高め合う文化があるエントリーアクトのワークショップって素敵だなと思ってます。でもこれってわたしたちファシリテーターがすごいんじゃなくて、お客様が人間としてすごいってことです。ワークショップって良くも悪くも参加者の質に左右されるものだと考えているので、その土壌が当たり前にあるってとてもありがたいし、感動すら覚えます。

と、話が逸れてしまったので元に戻します。なぜだか目が釘付けになるとか、何か面白いことをやってくれそうな期待感とか、魅力ある人って不思議な吸引力や存在感があります。ちなみにこれは、演技の経験の有無とは関係ないということがはっきりわかっています。もちろん年齢やジェンダーも関係ありません。

 

 

じゃあ、一体何でこんなに魅力的なんだ!?

筆者は聞いてみました。「みんなのそういう目に気付いてますよね?どうやってやってるんですか?(どうしてそんなにおもしろいの?)プレーで意識してることをぜひ教えてください」

答えは「いやぁ、何も考えてないんです」

これ、一人だけに聞いたわけではなくて筆者が見てきて特に魅力を活かしきってるように感じる数名に聞いてみたんですが全員「考えてない」というなんともふわっふわな回答なんです。

 

んなわけあるかい!!

と思いたいですよね。じゃあセンスでやってるのかと。魅力はセンスだと言うのか?そんな残酷なこと言わないでくれ。

人の目を引く、人の心を惹きつける自分にはなれないのかと。

 

大丈夫です。

なれます。

 

演劇のパフォーマンスにおいて、「どうしたいかvsどう見られるか」の話があります。(これって対立関係ではなくバランスを取って共存するものなんですが)大抵の場合「どうしたいか」より「どう見られてるか」が気になってしまいます。

もちろん、演劇の役としてこう見せたいというのはオッケーです。リーダーの役とかクールなキャラクターとか粗野なキャラクターとか、劇としてそう見せていくってことは必要なことです。(これはメタ認知と言って、とても大切なお話なのですが今回のテーマからはズレるので割愛します)

劇として、自分じゃない役を演じるという意味でのどう見られるかではなく、もちろん人前に出る以上自然な生理ではあるのですが、自分を守るために、自分のためにどう見られているかばっかり気にしてしまいがちで、それがお邪魔虫さんなんです。

見られたい自分像ってあるじゃないですか?どんな姿でしょうか?かっこよく見られたい?可愛く見られたい?有能に見られたい?素敵に見られたい?これをゴールにすると大怪我します。

 

こう見られたいって気持ちから話す言葉や挙動や醸し出す空気感は全部自己呈示と言います。

自己呈示よりも人の心を掴む・興味を持たれる表現方法があります。それが、自己開示です。自己を開け放して出していくことです。人は案外敏感に人の心を察知できるもので、よく見せようと振る舞っていると「自分をよく見せたいんだね」ってバレます。For meな人を見てどう思いますか?あんまり素敵には見えませんよね?だから、往往にしてうまくいきません。周りに見られたい自分像は捨て去ることです。

筆者はそれをいつも矢印と呼んでいるんですが、自分への矢印(内向き矢印)に気がついたらすぐに矢印を外側に向けてください。

矢印を外側に向けるとは、他者が喜んでくれそうなことを一生懸命やって、流れている空気の波(ムード)に乗って、人と関わるってことや人から見られてる状況をまるっと全部引き受けてとことん楽しむってことです。楽しむだけでいい。楽しんでいる中で即興的に「あ、今こう言ったら盛り上がりそうだな」ってことをぶっ込んでいったり、めちゃくちゃ楽しむ。

めっちゃ楽しんでる自分を、他者と良いプレーを楽しむために一生懸命な自分を純度高いままさらけ出すんです。そういう時ってある種フロー状態に近いというか、あれこれ考えている隙がなかったりします。即興劇の場合には何て言おうかとかどんな展開をつくろうか考えたりするので何も考えていないわけではないと思うのですが、「何も考えてなかったです」ってくらい集中して感じて動いているわけです。純度の高い姿が観ている側の共感を呼んだり、その人固有のおもしろい個性が爆発して輝いて見えるんです。

 

なので、「考えずに感じる」は後天的に身につけられます。

 

 

 

魅力を開花させたいあなたへのヒント

★考えるな、感じろ!自己呈示より自己開示

 

 

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真の学びは遊びにある

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