プレッシャーに強い人、そうでない人
みなさんはプレッシャーに強い人ですか?
それともプレッシャーに弱い人ですか?
自分で自分のことをプレッシャーに弱い人だと思うあなたに実践していただきたい”プレッシャーに打ち勝つひとつの方法”があります。
演劇でも、スピーチでも、演奏会や何かの発表の場でも、
本番に強い人っていますよね。
○緊張をしていないわけでは決してないけれど、いざ本番で壇上に上がったらちゃんと身体が動いて滑らかに言葉を紡ぎ出せる。
○観客からのリアクションがよく見えてよく聴こえるので双方向的感覚を掴み場を牽引し笑いなどの感動を場内中に生み出すことができる。
○自分も観客もちゃんと「ノって」いる。
○自分の力を最大限出し切って終えられる。
本番に強いと、とにかく本番が楽しいです。
本番に対する恐れが無いから舞台に上がることにワクワクできます。
本番の強さは、生まれつきの体質なのでしょうか?
もしそうなのであればプレッシャーに対して生まれつき弱い人はもうどうしようもないのでしょうか・・・・?
答えは、NO。(ノー)
誰だって、もちろんこの記事をお読みのあなただって
本番に強くなることはできます。
しかも、たったひとつのコツで。
<<たったひとつのコツ!>>
軽めのプレッシャーの経験を、積む。
少人数を相手にトークの練習をしましょう。
スピーチであればその原稿を聴いてもらいましょう。
そして、フィードバックを受けて都度都度
○自分がどう見えているか
○声は聴きやすいか、話すテンポはどうか
○内容はわかりやすくなっているか
○伝「え」てるだけになっていないか?伝「わ」っているか?→伝えると伝わるは全然違うのです
以上の点を修正してください。
最初は散々な結果になるかもしれませんが、パフォーマンス力向上の道の第一歩。
千里の道も一歩から。
ひとつひとつフィードバックを受けながら修正点を潰していきましょう。
地道に続ければ、だんだんと人前に立つことに慣れてきますしトーク内容も洗練されていきますし自信もついてきます。
良質なフィードバックの元魅力的な表現に近づいていけるはずです。
そもそもプレッシャーに弱いってどういうメカニズムによる感覚なんでしょうか。
具体的には、
過度な緊張や力み、不安や恐怖があって純粋にその身体の硬さによる失敗や悪いイメージを自分で引き寄せてしまう精神的要因の失敗の積み重ねによる自己イメージです。
人前で失敗する、【失敗体験】を積み重ねることでそれがどんどん強化されてしまうので、(本来なら決して本番に弱い人ではなかったはずの人でも)失敗を怖がるあまり失敗しやすくなります。
そう、プレッシャーに弱い人の完成!ってことです。
フィジカル要因
(硬さ) |
→失敗体験→強化
(自分はプレッシャーに弱い)
メンタル要因
(悪いイメージ) |
↑これが、表現におけるマイナスのループです。
ただ、私たち人間の脳は気持ち良いことが大好きですから、
成功体験を積めばプレッシャーに強いプラスのループに転換することだってできます。
だから、フィードバックを受けながら軽いプレッシャーを重ねて経験することが大事なんです。
軽いプレッシャーを経験しておけば本番で動揺しそうになってもそれを抑えることができるようになりますよ。
<まとめ>
人前に出ることになれておけば誰でも落ち着いて本番をこなし、成功をおさめられる人になれる!
<おまけ>
イメージトレーニングやひとりでボソボソ口ずさむ方法はプレッシャーの対策にはあまり意味がありません。練習やトレーニングは、少人数でもいいので人前でやってフィードバックを得てくださいね。