人前表現がうまくなりたい
「えいっ」と立ち上がれ。
次に「えいっ」と踏み出してみよ。
人前表現がうまくなりたいですか?
想像してみてください。
壇上に向かう時のことを。
心臓がばくばくと鳴って口から心臓が飛び出しそうです。
全身でその鼓動を感じながら歩いています。
舞台までどんどん近づいて行きます。
その緊張度合いは気を失いそうなほどです。
会場があなたの登壇を待っています。壇上はあなたのためにセッティングされていて、もう逃げられない。
その場の空気に足が歩かされている気持ちです。心はもうパニック。
あなたは自分を鼓舞して舞台までずんずん進んで行きます。今歩みを止めたらしゃがみ込んでしまいそう。
やらなきゃ、やらなきゃ、やらなきゃ・・・
壇上への階段を踏みしめ、ライトで煌々と照らされたあなたの所定の位置に到着しました。
聴衆と相対するかたちになります。すると、こっちを見ている会場中の人の視線を感じます。
あぁあ・・・始まる・・・始まる・・・
顔が熱いのはライトの熱なのか、緊張の熱なのか。
熱で朦朧とする頭。
心臓が壊れちゃうんじゃないかというほど激しく打ち鳴らしています。
汗。手の震え。
声はちゃんと出るのか。かすれたりしないか。嫌なイメージがふっと頭をよぎります。
いや〜〜〜〜〜〜。怖いですね(笑)
↑に書いた内容は決して誇張ではありません。
何を隠そう私の実体験だから。
人前に慣れればもっと気楽でいられる自分になれます。
ですが、月に何度も何度も経験しないと慣れるまでに相当な年月がかかります。
いやいや、それじゃ困るんですよ!って?
確かに、困っているあなたへの回答として慣れですよーで済ますのは無責任ですね。
ちゃんとお答えします。でも、難しいうんちくは今日はやめておきましょう。
準備は、できるだけのことをやった。あとは本番を無事に終えられればオッケー。
でも超怖い!
キーワードはシンプルです。
「えいっ」
です。えいっと思ってみてください。
それでもダメならえいっと言ってください。
「えいっ」は掛け声です。
私たちは大きなプレッシャーを前にすると恐怖を抱きます。そして尻込みします。その動力は後ろ向きなもの。
この掛け声は自分に前を向かせる魔法のキーワードです。
私たちの心と体は繋がっていますから、口に出してみるんです。
(注意:周りをびっくりさせちゃうかもしれないので、口に出すなら壇上に向かう前に済ませておこう)
壇上で「えいっ」と思った次の瞬間に始めよう。
しっかり前を向いて。
そして最後はもっとも大切なことを伝えます。
観衆に「与える」つもりで語り続けること。
本当に人前表現に長けている人は、それができています。
うまくやろうとは考えない。
勇気を与えること。
希望を与えること。
楽しいひと時を。感動を。
観衆に対して、あなたが伝えたいものは何ですか?
ーー絶対、伝わるまで伝えるんだ!!ーー
心を込めて、熱く、やりきってください。
人前に出るって、その場に目的と責任を持つってことだから。
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今日のまとめ
ちょっとの勇気と尊い目的が”素晴らしい表現”の燃料になってくれる。
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