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普段の生活と同じレベルで感じて考えて行動して!演技の秘訣

今日は演技の秘訣をひとつご紹介する記事です。

 

筆者がレッスンなどの演劇講座でお伝えしている内容なのですが、

 

普段の生活と同じレベルで感じて考えて行動して!

ということ。

 

イメージしてみてください。

 

ふと空を見上げた時に、「はぁ、きれいだなぁ・・・」と言う時。

 

「はぁ、きれいだなぁ・・・」の簡単なセリフですら言えていない人はとても多いのです。

(いや、たった一言だからこそ難しいのかも?)

 

 

普段の生活だったら、例えば

 

午前中ずっとPCの前で仕事詰めで小休憩も取っていなくて、

首のこりを感じて上を向いた。

そうしたら子供のころ(今だったら夏休みかな)を思い出すような入道雲が見えて、仲良しだった友達や近所の森林公園に遊びに行った日々のことが思い出された。

夏休みのワクワク感を思い出して、時間ができたら自然のある場所に出かけてみようかな?なんて思いながら「はぁ、きれいだなぁ・・・」

 

 

と、たくさんのことを感じ、考え、言葉にするはずです。

 

↑↑

文字にすると「こんなにたくさん!?セリフを言う時に間を取りすぎって言われそうだけど・・・」と思われるかもしれませんね。

 

 

はい。人間って、めちゃくちゃ考えます。

人間は1日に1万回思考すると言われているんですが、

試しに思考を言葉に出してみてください。口が追い付かないほど頭の中で言葉が紡がれていることに気づいて驚くかもしれません。

 

秒単位で常に思考しているし、見て聞いて触れて刺激を受けて感じているはずです。

 

上に書いた量程度ならば5秒程度だと思います。

 

セリフを言う時にテキスト通りに言おうとすると言い方がそれっぽい型の演技になりがちです。

テキストとして書かれていない裏のテキスト(=サブ・テキストと呼びます)に意識を向けてみてください。

 

テキストが口から出てくるのはサブテキストの結果です。

 

 

コップを誤って割ってしまった時の演技とか、

物を探す時の演技とか、

ぜひチャレンジしてみてください♪

 

((けっこう難しいんですよ!))

 

 

コップが割れた音への反応や割れた破片の探し方、破片を持ち上げる時の手の動き、鼓動、割れたコップへの思い、

どれだけそこに真実味をもって遂行できるかやってみると、中身の伴う表現の練習になります。

集中力も鍛えられます。

 

音に驚くポーズ

破片を探すポーズ

破片が刺さって痛がるポーズ

やってしまいがちなので要注意・・・・・!

 

 

舞台の上では見せ方もたしかに求められます。

ですが、ポーズポーズポーズ、ポーズのオンパレードでは、役の生活や生き様は観客に伝わりません。

 

 

 

ドラマを魅せるのが演劇の役割。

演技をする時に、普段の生活同様常に感じ、考え、行動してくださいね!

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